溶岩稜磁気アザラシ
礁ガニや冷水魚を捕食する。成獣の雌は暖泉の育幼湾を共同で守り、接近者には突進せず、ひれで水面を打ち、低く鳴き、水路を塞いで警告する。最後の幼獣が温水池へ戻るまで見守り、観察者が上方の迂回路へ移ると警戒を解いて視線を外す。

観察層級沿岸補記
初遭遇地点第 04 · 第04日・蒸気育幼湾
棲息地断針熱潮峡の青緑色の地熱温水池と、外海から守られた育幼水路
派生型態磁気紋のない銀灰色の幼獣、全長約四メートルで背に暗赤色の鉱物稜を持つ成獣、成獣の雌が共同で守る季節性の育幼群
HABITAT PROFILE
棲地と環境機制
断針熱潮峡の青緑色の地熱温水池と、外海から守られた育幼水路。地熱で温められた池が銀灰色の幼獣を守り、成獣は背の脂肪稜に地熱を蓄える。遠方のレーダーからパルスが届くと、すべての幼獣が同時に頭を上げ、成獣の暗赤色の鉱物紋が光る。放棄された設備の影響が育幼場まで達している証拠だ。
断針熱潮峡へ ↗FIELD BEHAVIOR
行動と生態機能
礁ガニや冷水魚を捕食する。成獣の雌は暖泉の育幼湾を共同で守り、接近者には突進せず、ひれで水面を打ち、低く鳴き、水路を塞いで警告する。最後の幼獣が温水池へ戻るまで見守り、観察者が上方の迂回路へ移ると警戒を解いて視線を外す。
育幼場がレーダー円陣への近道を塞いでいる。アザラシが示す境界を読み取ることで、方とKは水辺を横切らず、幼獣の生息域を妨げない索道へ進路を変える。
IDENTIFICATION
形態と識別
磁気紋のない銀灰色の幼獣、全長約四メートルで背に暗赤色の鉱物稜を持つ成獣、成獣の雌が共同で守る季節性の育幼群
- 全長約四メートルの力強い鰭脚類の体
- 炭色の濡れた毛皮
- 背に並ぶ暗赤色の鉱物稜
- 淡色の磁気感知ヒゲ
- 青緑色の温水池で休む銀灰色の幼獣
FIELD ETHICS
観察原則
方とKは成獣が示す境界の外に留まり、受動式と遠距離式の計測器だけを使い、武器は収納したままにする。育幼場を通る近道を捨て、光も音も出さない標識を残す。
蒸気育幼湾では、成獣が一度だけ低く鳴き、突進する代わりに群れで境界を作った。方が幼獣を数え、Kが退路を数えた。二人は蒸気の外で止まり、二度目の警告をさせなかった。