根水路ヨロイガニ
落葉と菌類を選り分け、腐植をかき混ぜ、板根が密集する場所でも水が通るよう泥をアーチ状に押し固める。警戒心は強いが、攻撃はしない。脱皮期には清浄な水がある区画を守り、汚染側の開口部だけを閉じて、ほかの水路は残す。

観察層級沿岸補記
初遭遇地点第 03 · 第03日・根水路ヨロイガニ河岸
棲息地霧冠菌糸河緩衝林の板根水路、菌糸河落葉溝、多孔質の泥アーチ、菌糸河の清浄な流域
派生型態灰褐色の軟甲幼ガニ、青黒い鉱物質の甲羅を持つ成体、一つの根水路網を共有する築渠群
棲地と環境機制
霧冠菌糸河緩衝林の板根水路、菌糸河落葉溝、多孔質の泥アーチ、菌糸河の清浄な流域。酸性雨は葉面の鉱物と共生菌膜で酸性を弱められてから、根の水路へ入る。根水路ヨロイガニは落葉、菌床、腐植を食べ、鈍いハサミで巨大な板根の下に水を通す多孔質の泥アーチを築く。鉱物化した甲羅は酸性雨に耐えるが、脱皮直後の個体には清浄な菌糸河の水が欠かせない。合金製の根橋の下から濃縮酸性排水が流れ込むと、群れは上流に面した開口部だけを新しい泥で塞いだ。その泥栓の位置に、漏出方向が残った。
霧冠菌糸河緩衝林へ ↗行動と生態機能
落葉と菌類を選り分け、腐植をかき混ぜ、板根が密集する場所でも水が通るよう泥をアーチ状に押し固める。警戒心は強いが、攻撃はしない。脱皮期には清浄な水がある区画を守り、汚染側の開口部だけを閉じて、ほかの水路は残す。
落葉と腐植を分解し、多孔質のアーチで菌糸河を密集した根の間へ通す。新しい泥栓は危険な水が来る方向を示す。上流から運び出した葉の鉱物性の焼け跡は、通常の酸性雨ではなく霧凝縮設備の濃縮排水と一致した。根橋の下の排水管をたどると、第三霧凝縮塔へつながった。
形態と識別
灰褐色の軟甲幼ガニ、青黒い鉱物質の甲羅を持つ成体、一つの根水路網を共有する築渠群
- 甲幅約1メートルで、生物学的に無理のない陸生ガニ型の体
- 幅広い青黒色の鉱物質甲羅と苔緑色の関節
- 打撃ではなく土の移動に適した6本の頑丈な歩脚と2本の鈍いハサミ
- 灰褐色の軟甲幼ガニ
- 巨大な板根の下に築かれた多孔質の泥アーチ
観察原則
方とKは脱皮区画へ入らず、巣穴を開けず、カニに触れず、泥栓を壊さず、群れの中を無理に通らない。方は外縁から浸透水と自然に離れた試料だけを調べる。Kはすべての能動武器を収納し、既存のアーチを押さえると確認できた人間側の緩い部品だけを動かす。根水路の管理はカニに任せる。
根水路ヨロイガニ河岸では、上流に面した開口部だけが新しい泥で塞がれていた。方とKは築渠群と脱皮区画の外側に留まる。巣穴へ入らずに浸透方向を読むと、水量より先に水質が悪化したことがわかった。