Kの狩猟日誌 · 第03日

魚が自分で選んだ通り道

折鰭の樹池で能動追跡を止めた。折鰭樹上メダカが胸びれを畳み、隣の池へ二度跳ぼうとして、乾いた枝沿いの水路の前で止まる。葉の裏に卵が付いていた。水位は卵より下にある。私たちが断っていたのは、魚の通り道だった。

折鰭樹上メダカ折鰭の樹池中危険
折鰭樹上メダカ, 魚が自分で選んだ通り道

当日の観察

朝は折鰭の樹池で、二度の短い跳躍が乾いた水路で止まり、卵が水位より上に残されたことを確かめる。昼は葉裏の魚卵窓で卵の湿り具合と水路の勾配を比べ、池を隔てた自動門を特定する。夕方は中層の浅い水路に少しずつ水を戻し、魚を追わずに自分で渡るか見守る。

朝 · 折鰭の樹池

方は安全な距離から水位、風向、魚の反応を記録した。私は退路のある樹橋側で雲港の設備が実際にどの間隔で動くか確かめる。魚は幅広い胸びれを体に畳み、濡れた枝を二度短く越えようとした。どちらも乾いた切れ目で止まる。海を飛ぶ魚ではない。近くの淡水池を濡れた枝づたいに渡る魚だ。越流葉の裏の卵は水位より上に残されていた。方には先に卵の湿り具合を見てもらった。私は樹橋から途切れた中層水路をたどる。もう一度跳ばせるために追い立てはしない。

昼 · 葉裏の魚卵窓

方は卵の湿り具合と浅い水路の勾配を比べ、池の縁の塩分も記録した。私は二つの池を分けた自動門を見つける。種子庫を守るための門に見えたが、池を孤立させていた。方は魚をすくわない。私は門の開く向きが自然の勾配に合うか確かめた。一気に開けば片方の池の水がもう片方へ流れ込む。メダカは陰で待っていた。私たちも待つ。驚かせて跳躍距離を測る必要はない。

夕方 · 中層の浅い水路

水路へ少しずつ水を通した。まず葉の裏、それから両方の池の水色を見る。卵が再び湿った層に入ったのを方が確かめ、うなずいた。私は門を最後の一段だけ広げる。細い流れが二つの池を結び、一匹が枝の間を自分で渡った。抱えて運んでも追い立ててもいない。小さな水路が、蚊の幼虫、魚、上層の貯水池を再びつないだ。時刻、門の設定、次の風の時間帯に照合できる棲地の手掛かりを記す。一度通っただけで樹冠全体が直ったとは言えない。

棲地の因果

枝の陰、葉の水路、間欠的な越流は樹冠の三層の水位をつなぐ。種子庫の連続揚水と閉じた門が中層の浅い水路を断ち、水位が越流葉の裏の卵より下がって、二つの池が隔てられた。魚は乾いた切れ目で止まった。自然の勾配に沿って門を少しずつ開くと、急な流入なしに細い流れが戻り、魚は自分で通った。流れが続くかは次の風の時間帯に確かめる。

種の行動

体長約三十センチの褐緑色の淡水魚が、幅広い胸びれを畳んで濡れた枝を二度短く跳ぼうとした。閉じられる湿った鰓ぶたは、こうした短い移動に役立つ。乾いた水路で止まり、より遠くへ飛ばない。卵は下がる水位より上の越流葉の裏に付いていた。緩やかな通水後、一匹が人に触れられずに渡った。樹池では蚊の幼虫や落下昆虫も捕食する。

「変えたのは門で、魚ではない。方は卵と水位の記録を残した。私は次の風の時間帯に、この判断を確かめる。」
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